【経理に転職ってあり？】現役経理が伝える経理への転職ハードルについて

経理ってどんな会社にも必ずある職種だけど，実際どんな仕事か想像つきますか？

経費精算やら請求書の支払いとか、、、とにかくお金に関わること全般！なんてイメージをお持ちではないでしょうか

なんとなく未経験だとハードルが高い専門職のイメージが強い！ 　実際のところ未経験でも就職可能なのか、経理職に向き不向きを含めて解説していきますね💡

経理ってどんな仕事？

先に未経験でも経理職に就けるかの答えを言うと、、、ズバリ難しいです！

現実的に未経験での採用はネガティブな印象が強い傾向です。というのも経理職は専門知識に加えて、事業理解も必要な為、未経験であれば内部からの職種変更などが多いです！

では経理とはどんな仕事をするのか。大きく分けて3つありますので簡単に説明しますね！

①資金の管理をする

会社のお金の出金予定と入金予定を計算し、お金が底を尽きないようにコントロールします。

• 資金繰り
• 債権管理
• 与信管理

②業績を正しく帳簿に記す

売上と費用を正しく判別し、業績管理や予算管理を行う為の資料を作ります。

• 仕訳処理
• 費用計上
• 売上計上

③会社の信用を守る

反社にお金を流さない様に信用調査を行ったり、納税義務を果たすことで社会的な信用を守ります。

• 信用調査
• 税金計算
• 債務管理

利益は生まない部門ですが、会社の信用や活動資金を守る作業が経理の仕事になります。その為、よく会社の状況や全体の動きを把握し、仕事に落とし込まないといけないのが特徴ですね！

「未経験じゃやっぱり難しそう、、、」と感じる人もいるかも知れません。ですが，これから紹介する経理職の向き不向きと必須資格を把握しておけば、就職することも全然可能ですのご安心ください！

経理職に向いている人の特徴

経理は正直、向き不向きがはっきりしていて分かりやすいです！

向いている人は、ストレスが少なく仕事ができる可能性があるので是非確認してみてください。

①責任感が強い

最も大事なのは責任感です。なぜなら経理の仕事はごまかしが利かないからです！ 　

あやふやにしたり細かいところは適当に仕事してしまうと必ず後で重大なミスにつながります。 　最後まで自分の仕事に責任と誇りを持てる人にはとても向いてます！

②こだわりが強い

途中で投げ出したくなる程細かい作業が多い経理の仕事は、作業にこだわりが必要！

また対外用の資料や社内報告用の資料の作成場面も多いので、細部までこだわって仕上げられる人は評価されやすい傾向です。

③パズルが好き

経理の仕事は，実はパズルに似た部分があるんですよ！

1ピースずつ組み合わせていき、最後に完成する財務諸表はまさにパズルを解いていく感覚とそっくりです💡

経理職に向いてない人の特徴

続いては、向いていない人の特徴をご説明しますね。

1つでも当てはまる場合は、経理の仕事がストレスに感じる場面が多い可能性がある為、要検討です！

①細かな作業が苦手

とにかく大雑把にこなせる仕事がほぼ0に近いです！

手の抜きどころがかなり難しいため、細かな作業が好きじゃないとストレスになりやすいかも知れません。

②はっきりNOと言えない

間接部門の経理は、事業部の人達とコミニュケーションを取る際に言いずらい事を頼む場面が多いです！ 　厄介払いや煙たがられる事も少なくありません。

無理なお願いをされることがあったりしてもNOと言える勇気が必要なポジションです。

③そもそも会計に興味がない人

仕事の中で、簿記の知識を応用する機会が沢山あリます。

法律の改正で仕事を変えるなど，常に勉強しないといけません。興味がないとかなりしんどく感じてしまいます！

必要な資格ってなに？

向き不向きが分かったとこで、更に重要なのが資格ですね。 資格は、日商簿記2級が最低ラインだと思ってください！

もちろん日商簿記3級でも就職可能な企業はありますが、ある程度条件などを選んで就職したい方は日商簿記2級以上を強くオススメします。

何故かと言うと日商簿記3級レベルの知識では1割程度の実務でしか役に立ちません！

2級の知識を基礎に実務で応用して仕事をする必要がある為、是非取得した資格になります。

まとめ

経理の仕事で専門的知識が必要なのは事実です！ですが、そのほとんどは実務を通して学びながら修得していくことが可能です。

初めから知識が備わってないと仕事にならないかと言うと全くそうではありません！

手を動かす細かい作業も多い為、とにかく最後までやり切る事が大切なんです。 経理はどの会社にもありますし、やればやるほど洗礼されて転職も有利になります。