初めての社会人生活、初めての職場、初めての仕事、、、
慣れない事ばかりで、仕事って疲れますよね。
そんな時、是非この本を手に取って読んで欲しいのです。
私は、入社式で配られたこの本と出会いその後の社会人生活に大きな影響を与えてくれました。
この記事では、新卒社員に読んで欲しい「入社1年目の教科書」の内容について解説していきます。
この一冊を読むことで、社会人の基礎が理解でき仕事への自信が付くはずです。
「入社1年目の教科書」ってどんな本?
まずは「入社1年目の教科書」の内容について解説していきます。
本のタイトル通りですが、初めて会社勤めする方へ向けられたビジネスマンの基礎が詰まった内容となっております。
そしてとてもシンプルな構成で読み易いのが特徴です。
3つの大原則と50の具体的な行動内容を実施することでビジネスマンとしての基本スキルが身に付きます!
僕が読んだ感想としては、3つの大原則は絶対実施してほしい内容でした。
他の50の具体的な行動は、正直取捨選択の余地があります。
何故ならこの50の具体的な行動内容は正直ハードルが高いです。
全ての人に当てはまる内容ではなく、必要なものだけを選んで実施する方が現実的だからです!
3つの大原則とは
社会人スキルを身につける上で、最も基礎で大事になる3つの原則を紹介しています。
正直、この3つだけでも意識するだけで周りの新卒社員と比べて格段に評価される事でしょう。
どんな世界のプロでも基礎を疎かにする人はいません。この原則はまさに社会人の基礎が集約されています。
もし本を読み慣れておらず、一冊読むのが苦手という人は11ページまで読んでみて下さい。
最初の11ページで間違えなく仕事への自信がつくはずです!
頼まれたことは、必ずやりきる
入社してすぐはとにかく学ぶ事が仕事です。
先輩や上司から仕事を頼まれた事をこなす機会が多くあります。
ここで大事なポイントは必ずやりきるという事です。
ただ頼まれた事をやるのとやりきるのとでは意味が違います。
こんなやりとりがあった場合、頼まれたことをやりきったと言えるでしょうか?
上司からは、提出してもらうように頼むという指示でした。
この指示に対して、部下はメールで請求書の提出を促した事で仕事は完了しているように思えます。
この場合、残念ながら仕事をやりきったということにはならないのです。
ではどこまでが仕事をやりきるということになるのでしょうか?
上司は部下のあなたに対して、請求書を回収して欲しいと思って指示をしています。
上司が自分に何をして欲しいのかを考える事が大事です。
指示された事を実施するだけでなく、いつまでに何の為にやらなければならないのかを意識しましょう。
50点で構わないから早く出せ
学生時代皆さんは50点で構わないと思ってテストを受けてましたでしょうか?
大抵の人は100点を目指して学業に励んでいたかと思います。
ただ、仕事は50点でいいんです!
それは仕事が個人戦ではなくチーム戦だからです。
この50点で構わないという考え方が新卒の頃の僕には凄く響きました。
自分の役割を果たしバトンを渡す感覚と言いましょうか!
1人で100点を目指してきた学生時代とは全く違った考え方が新鮮でした。
仕事は会社全体で100点を目指します!自分1人で完結させるのではなく50点でいいからバトンを渡し、足りなかった部分をその都度学べばいいんです。
つまらない仕事はない
仕事には単純作業や興味の持てないものが結構あります。
どんな仕事でもモチベーションを高く保ちながら取組むことは難しいですよね。
つまらない仕事を適当にやったり、何も考えずに取組むとそれは無駄な時間になってしまいます。
むしろつまらない仕事だからこそ自分で工夫して、付加価値を付ける練習をする事がが大事です。
僕の場合は、単純作業が苦手でつまらないと感じ易いです。
そんな時は、どれだけ早く正確に作業を行えるかを考えます。エクセルで作る資料ならなるべく自動化させるために使ったことのない関数を試してみたり
ワードなら文章の見やすさやフォントの変更等色々な機能を駆使して過去の自分を超えれるかを意識しています。
50の具体的な行動 おすすめ5選
50の具体的な行動の内全て実行するのは正直難しいです。
まずは本の目次を見て、実践できそうな内容や気になる内容を選ぶのがいいでしょう。
僕のおすすめ5選を紹介します!
参考までに見てみて下さい!!
「何のために」で世界が変わる
資料の作成を頼まれた時、その資料が何の為に必要か聞いたことはあるでしょうか?
誰に向けたもので、何に使う資料なのか、、、
資料が最終的にどのような形で使われるかイメージして作成してみて下さい。見やすさや追加資料といった付加価値がつきます。
質問はメモを見せながら
人それぞれ頭の中は見えませんよね?
メモを見せながら質問することで、正確な情報を相手に伝えることができます。
視界で質問内容を認識することで、意思疎通の齟齬が格段に減ります!
頼まれなくても議事録を書け
議事録は単なるミーティングの記録ではありません。
ミーティングの内容をしっかり把握し、見やすくまとめる作業が議事録です。
この作業を繰り返し行う事で、知らないことが少しずつ減りミーティングに積極的に参加出来る様になります。
ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
ミスをした時、大事なことは2つです!
- 本来どうしなきゃいけなかったかを理解し、今から出来る事を探し事態の終息を図る
- 起きてしまったミスの原因を分析し、2度同じミスが起こらない様に仕組み化する
反省は後からでもできます。 ですがそれはやることやってからです。
小さな火種は長く放置すれば火事になり取り返しのつかない事になります。
ミスは人間なので必ずします。大事なのはミスから学ぶ事を怠らない努力です!
何はともあれ貯蓄せよ
1万円でも5万円でもいくらでもいいです。
貯蓄が何故必要なのか、それはお金によるチャンスロスを防ぐ為です。
選択肢はより多く選べる状況を作ることで、キャリアプランを立て易くなります。
まとめ
「入社1年目の教科書」は、新卒社員の方だけでなく全ての社会人が基礎を学べる本となってます。
実践し易い様に具体的に何をしなくてはいけなくて、どんな事を意識する必要性があるかまで丁寧に書かれてます。
1年はあっという間に過ぎ去り、3年、5年、10年と勝手にキャリアは積まれていきます。
キャリアは年数ではなく質を高める事が重要です。
だからこそ早めに基礎を学び自分の仕事に自信が持てるような状態にしていきましょう。